たまむすび 第12回「JJF2019に出展」

 

今年もJJFに出展をしてきました。台風の影響で三日中二日間のみの開催となり、来られない人も多い中での開催。残念ではありましたが、会場内の人口密度が例年ほど高くなく、落ち着いてブースにいられたような気もします。

JJFには2014年から毎年出展させていただいていて、その年ごとに、商品がすこしずつ変化してきています。過去のブースの写真を見返すと、そこに並んだ道具から、その当時の興味関心が読み取れて、活動のよい節目になっています。

今年の出展はボールのみに絞りました。最近は自分の活動の過渡期な気がしていて、どうも、製作の手が止まりがちです。ありがたいことにオーダーはたくさんいただいていて、時間にはまったく余裕がないのですが、丸一日なにも手がつかない日もしばしば。迷いがあります。今回のJJFも、どのようなかたちで臨めばいいか、正直わかりませんでした。EJCやジャグリングマーケットを経て、よりシンプルで、本質的なものをつかみにいきたい、と思うようになっています。ボールのみ、というのは、なんとかそれが自然なかたちで出せた出展だったかもしれません。

そんな自分の出展でしたが、今年はPONTEはもちろんのこと、おもちゃ楽器ドットコム、Midway Juggling Craft、441Jugglingといった、ちいさくて、手づくり感あふれるプロジェクトが勢ぞろい。みんな仲がよいので、ラインナップが発表されたときから、いよいよ来たぞ、とうれしくなる年でした。各ブースで出展されていたものは、どれもこれも、刺激的なものばかり。みなそれぞれのジャグリングを強く生きていて、自分も頑張らねばと。

つくることとジャグリングすることが地続きになる、日本は世界で一番その可能性がある場所だと勝手に思っていますが、さらにその思いが増したJJFでもありました。

 


 

この原稿は書くジャグリングの雑誌:PONTEが発行するメルマガ『週刊PONTE』vol.49(2019/10/21発行号)に掲載されたものです。

 

ブログに戻る