EJC2019 #3 ロンドン3日目

昼過ぎに大英博物館で青木くん達と会う約束をしていたので、コヴェントガーデンというマーケットを経由して行ってみます。

コヴェントガーデンにはアップルマーケットというハンドメイド品が売られている一画があり、ぜひ行ってみたいと思っていました。

ジュニパーというヒノキ科の植物からつくられたという木製品が素敵で購入。店の方がジュニパーがいかに良い素材か、どの道具がなにに適しているかをすごく丁寧に説明してくれて、この人は本当にこの素材が好きなんだなと思いました。僕もここまでの熱量で語れるようになりたいな… ひとつの素材に一点集中というのも素敵です。熱心に話を聞いていたからか、帰りがけに You are cute! と言われる。

アップルマーケットの目の前では大道芸が行われていました。ローラーボーラーがあったのでコメディタイプの芸人さんかと思いきや、7ボールが延々と続いていて驚き。あとで調べたらちょうどDOCH(スウェーデンのサーカス学校)の試験に通った方みたいで、それは上手いわけだと…

大英博物館前で青木くん、ふじくんと合流して中に入る。古代エジプトの石版をみて、象形文字ってかわいいなあと思いました。(小学生みたいな感想ですみません…)

日本の展示もありました。日本のものって、ちょっと奇妙で、どこか物悲しいんだよなと、これまでも思っていたのですが、それを再認識。

博物館を後にし、歩いていると青木くんが突然「ショーン!」と叫ぶ。青木くんのことだから、現地の知り合いかなと思ってその人を確認すると、ショーン・ガンディーニではないか! 昔からDVDで見ていたジャグラーが、突如目の前に。なんだかものすごく気さくで、テンションが高く、とにかく笑顔。フィッシュ&チップスならすぐそこによく行く店があるよ!と、これまた親切に教えてくれる。ジャグリングの規律的なスタイルとはまったくイメージの違うその感じに、一気に惹きつけられてしまいました。作品の質が高いのはもちろんですが、これが団体を率いたり、長く第一線で活躍し続けている理由なんだなあ、と妙に納得してしまいました。嵐のような数分間の出来事でした。

その後、そのお店で僕は初めてのフィッシュ&チップスを体験。まさに、昔から存在を聞くたびに想像していた通りの味で、その正解感が逆におもしろかった。名前をつけて、それを新たなジャンルにする、というブランド戦略があるとなにかで読んだけど、なんとなくそれを連想。間違いなくこれはフィッシュ&チップス。もちろん味はとても美味しかったです。

今日はジェニパーの人といい、ショーン・ガンディーニさんといい、人間力について考えさせられた日でした。人との出会いは一瞬のこともある。僕もEJCでは笑顔でいよう。

明日はいよいよ会場のNewarkへ向かいます。

 

 

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