はじめての木製リング

海外のジャグラーの方からのご依頼で、木のリングをつくらせていただきました。

製作にあたっては、すでに自作の木製リングを何年も使用しているジャグラーの鈴木拓矢さんから、素材のことなどいろいろとアドバイスいただきました。ありがとうございました!
 


製作風景の動画です。DIYな製作風景そのままに、まるで家具のような質感のリングが完成。厚さは約1cmで、通常のプラスチックリングの2倍以上の厚さです。しっかりと木の重みを感じられ、手にしたときに存在感があります。予想以上によくて、自分用にも欲しいなあと…

 

余談ですが、特注で製作させていただいたものは、よくそう思っています。このまま自分用にしてしまいたい! と…笑

なぜなら、毎回一度きりだと思って取り組むので、もう一度同じ工程を繰り返して、自分用のものをつくる気力がないのですよね。

頼まれているからこそ、一度きりだからこそ、緊張感をもって、自分一人ではやらないような道具もつくりきれています。

つくるための技術や工程そのものにそこまで深い楽しみを見い出せるタイプではないので、自分はいわゆる「ものづくり」のスペシャリストでは全然ないのだろうなと思います…(それを目指すべきなのだと、長らく思っていたのですが)

 

完成後に、投げて質感を確認する。新しい質感と出会う。僕にとっての「つくる」ということの楽しみは、そこに向かっています。ごくごくパーソナルな、ジャグリングとしての楽しみ。

なので、「つくる」ことの主役はやっぱり『ジャグリング』なのです。僕は「道具」そのものへの執着が強めのジャグラーであり、広く、ゆるく、自分勝手な、(強いて言えば)クリエイターに近いのだろうと思います。

そして、そんな楽しみ、自分の想像になかった質感との出会いには、人とのつながりによる様々な偶然が欠かせません。
 


 

前に書いたことが今もしっくりきています。人との出会いによって、ただただ道具がブラッシュアップされていく。良いとか悪いとかはない。いまの道具づくりは、そのイメージで続いています。

どう転んでいくかわからないけど、それが楽しい。小さくても続けていくことに、ひとつの意味がある。

この木のリングも、使っていただいたあとのフィードバックを経て、また新しいものに生まれ変わっていく。どのような形かはわかりませんが、きっとそうなるだろうなと思っています。