たまむすび 第5回「EJC2019へ」


PM Jugglingというプロジェクトでものづくりをしている板津です。ここでは僕が体験してきたジャグリングの良さや、そこから学んだことなどをつづっています。

来年の8月にイギリスで開かれるEJC(ヨーロピアン・ジャグリング・コンベンション)のチケットを、すこし早いですが購入しました。子育て中なので行くのは難しいかなと思っていたのですが、ありがたいことに妻が背中を押してくれて。PM Jugglingの活動的にも来年はベストタイミングだと思い、思いきって申し込みました。

EJCには2013年に参加したことがあります。その規模の大きさや、ジャグラーたちの「野良」感の強さに、自分がこれまで日本で見ていたジャグリングは、広い世界の、まだまだほんの一部だったんだなあと思ったものです。自分でテントを張り、外国語だけのジャグラーたちの中に入っていくのは、孤独でありながらも、ときには一体感も感じられて、楽しかった。ジャグリングが人種を越えた人の営みであることを意識して、イベント後はより広い視野で、ジャグリングとの関わり方を考えるようになりました。

そんなEJCへ、ひさびさの参加。2019年、世界のジャグラーは何を考え、どんな道具を使っているのか。あるいは、つくっているのか。自分たちの道具はどう評価されるのか。いま、ものづくりをしている僕なりの視点で、なにかを日本に持ち帰れたらと思っています。そのために、自分の道具と、ジャグリングへの考えを整えておきたいし、気になる人と話せる準備もしておきたい。そう考えると、来年の夏までに、やるべきことはたくさんあるなあと、なんだか楽しくなってきました。

EJCのチケットを買うだけで、こんなにわくわくするとは自分でも意外でした。早めに行くことを決めてしまったのは、なんだかよかったのかもしれません。楽しみな目標があると、日常がすこし違った景色にみえますね。

(第6回へ続く)


 

この原稿は書くジャグリングの雑誌:PONTEが発行するメルマガ『週刊PONTE』2018年vol.6(2018/12/17発行号)に掲載されたものです。

 

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