2020年8月3日(月)〜8月9日(日)
青木くんと公園で道具づくりをしました。
何か特定のものをつくりたかったわけではなく、ただ実験的に環境を変えてやってみようという試み。
外でつくることで何かが起きるのか、あまり想像できずにスタートしたけれど、結果はとても面白かった。
何をつくるかは相談せずにとりあえず集まったのですが、青木くんのアイデアで、木の枝でディアボロのスティックをつくることに。
落ちている木を拾って、カッターで溝をつくり、そこに麻紐を巻く。
ただそれだけなんだけど、これが普通に使えてしまう。
むしろランダムなやりづらさがあることが、ワクワクさせてくれる。道具の完成度を上げることではなく、下げることで、新たな質感との出会いがあるというのは大きな気づきでした。
30〜35cmの完成されたカーボンスティックの良さももちろんあるのだけど、「ジャグリングを楽しむ」という観点でいえば、その辺に落ちている木の枝の方が、むしろ新鮮に、ワクワクを感じることもある。
自分にとってやりやすそうだったり、なんかいいな、と思って選びとった枝なので、既製品とは違った親しみも湧きます。
手の触れる部分に麻紐を巻くと、すこし太くなって、やさしい持ち心地に変わる。
青木くん作のディアボロとスティック。道具にもその人らしさが出ていると、もっと自然に、そしてもっと楽しそうなものに見えると感じました。
動画も残してくれているので、お時間ある方はのぞいてみてください。
外での道具づくりは、一言でいうとデトックスのような時間でした。
外でつくるという単純な気持ちよさ。そして、つくったものが別に何にもならなくてもいいという自由な感覚。いつもと違う角度で、ジャグリングに遊びを加える感じがある。
青木くんの道具づくりは、僕にとってとても健全にみえていて、いい影響を受けています。
話は変わって、海外からの受注を再開したら、なんとタイからotomodamaの注文をいただきました。
タイとジャグリング、あまりつながっている印象がないだけに、意外でうれしかった。しかもotomodamaのケース付き!
ケースはPONTEでものづくりをしている、ふじくんの手づくりです。
楽しんでもらえるといいなと思いながら、国際郵便で送り出しました。