憧れ
朝から仕事に行かせてもらう。7時過ぎから、外でじっくり取り組む。やっぱり朝はいい。埼玉に来てからどうも調子がでないと思っていたけど、朝に仕事をしていないからだ。
朝の仕事は頭が散歩しているように感じる。僕にとって散歩は自由の象徴で、足の散歩がとても好き、手の散歩はジャグリング、で、あとは頭の散歩がもっと必要なのだ。この日記もそう。
朝から暑苦しく、発想の転換が必要だ、と思った。自分にとってのジャグリングと、商売としてのジャグリングを分ける。その決意が大事だと思った。そうでないと次の広い世界は見えてこない。
でも、両方をつなぐものもあって、それが「憧れ」なんじゃないかと考えた。僕のジャグラーへの憧れは半端ない。自分がジャグリングが上手くない、というコンプレックスもある。かめはめ波が出ないから素振りだけしてる人、霊剣が出ないから剣ばっかりつくってる人、なのである。それはそれで、いまは肯定的で、楽しいのだけど。でもやはりハイパーヨーヨーとの出会いから振り返ると、
・ジャグリングができるようになる、という技への憧れ
・あの人みたいになりたい、という人への憧れ
・あの道具に触ってみたい、という道具への憧れ
そのへんの気持ちがないまぜになって、僕はジャグリングをつづけてきた。憧れや信じる力は、めちゃくちゃ強いと思う。そのへんが僕の長所であり、かたちを変えて人に提供できるものでもあると思う。
ここ半年くらいで、ジャグリング観がだいぶ掘り下げられてきた。日記にも書いてきた。手の散歩、スキルトイ、魔法の道具、エモーショナルジャグリング、そして憧れ。全部つながっているし、自分の核に近づいていると思う。
僕はPM Jugglingを、すこしフィクションのように思っている。だからこそ楽しんで続けられている。自分の憧れを表したものだし、その憧れや、ワクワクする気持ちを楽しんでもらえたら、一緒に楽しめたら、うれしいなと思う。