実験空間



午前中は子どもと公園へ。サッカーとバスケ。バスケはただゴールに入れるだけ。サッカーはバウンドしたボールのダイレクトシュートの練習。バウンドして上がっているボールじゃなくて、落ちてきたところで蹴ってみたらと教えたら一気に良くなってうれしそうだった。でももう、僕が教えられるのもこのへんまでだと思う。

午後はCircus Laboratory CouCouに『ホワイトアスパラガスの実験空間』を観に行く。ハチロウさんが声をかけてくれた。ついに初CouCou。新座にあるので家から自転車で30分ちょっとで行ける。到着したら、逆にこんな地元に、いろんなアーティストの人が来ていたんだ、すごいことだなという感覚になった。

内容はアスパラの二人らしい感じで、安心できるし、楽しいし、それでいてちょっと違和感を感じさせるようなもの。僕はハチロウさんと会う機会が多いけれど、この「違和感」にとにかく敏感で繊細なひとだなあと思う。それをどう調理するか、おもしろがっていくか、というところが作品になっていくのだと思うけど、今回はゼロコの濱口さんがクリエーションに入っていることで、ジャグリングでもサーカスでもない広がりがたしかにあったように思った。

作品の話とはそれるかもしれないけど、「日常をおもしろがる」というのがジャグリングのアプローチにあると思う。そういう進入角度があるというか。ものへの扱いにも、そういうものがある。僕はそこへの繊細さがないので、ある意味自分にないものというか、上品なものとしてそういうものを見ている。それでだいたい、くうーっ、とした気持ちになってしまうのだけど、ホワイトアスパラガスのように楽しげに見せてくれると、そんな自分だからこそ、ものすごく安心感を感じるんだと思う。その優しさがあるのがいい。

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