道具の選択肢とジャグリング

 午前中は池袋へ。スーツケースの修理に行く。JJFの期間にキャスターが壊れてしまった。ちょっと怪しげな場所にあるお店だったけれど、対応はよかった。キャスターはもともと4つとも消耗していたので、すべて交換してもらうことに。動きが滑らかになって、まだまだ使えそう。

 戻ってきたら、今日はリングとボールの試作。本当はリング製作とかを進めたかったのだけど、すっかり夢中になってそれで終わってしまった。

 リングは全然触ったことのない質感のものができて、ひとりで大興奮。雑な試作だし、量産はできなそうなものだけど、もしこのリングがあれば、リングジャグリングの世界はすくなからず変わるだろうと思った。一瞬でも、いま自分が世界の最先端にいる、と感じられるのが、道具をつくることの魅力である。いまのリングジャグリングは、いまのリングの形状・性質によってできているんだ! と、あたりまえのようだけど、目からウロコの感覚だった。

 逆にいえば、道具においての「その選択肢しかない」という制限が、どれだけジャグリングの技術を局所的に進化させてきたのだろう、ということも考えた。

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