最近のこと

気づけばあっという間に4月になってしまいました。2月と3月のことを記録しておこうと思います。
 

リングづくり

しばらくリングの製作が続いていて、最近ようやく一段落しました。

サイズはいろいろ。特注いただいたサイズは実際につくってみないとどんな雰囲気か僕もわからないので、完成の瞬間はいつもわくわくします。ちょっと驚くような海外のカンパニーからのご依頼もあり、実際に使用していただけるかはわかりませんが、今後が楽しみです。

PMリングは、自分自身のあったらいいな、を実現しているような道具です。商品ではありますが、ときにお金の利益がでなくとも、関係なく続けています。様々な場所で使っていただいている様子が見られたり、ジャグリングとしてのリアクションをいただけるのがなによりうれしいです。

(Jay GilliganとErik Åberg。こんなうれしいこともある)

 

Norbiと会う

PM Jugglingの道具の写真を撮ったり、最近ではレビューもしてくれたジャグラーのNorbiが来日中で、2月下旬に会ってきました。


そのときのことは、一緒に会ったPONTEの青木くんもブログで書いています。
http://mailbox.jugglingponte.com/2018/03/norbiniatta.html

Norbiは思っていたとおりのやさしい人でした。どら焼きを食べながら、プロジャグラーとしての活動について、そして、フォトグラファーとしてジャグラーを撮るということについて、聞いてみました。インタビューの詳細についてはPONTEのWebで紹介されるかもしれません。

以前Erik Åbergにインタビューしたとき、Ivar Hecksherがジャグリングをそれを行っているときにのみ存在するタイム・アート(時間芸術)と呼んでいると話してくれましたが、ジャグリングを写真におさめる(一瞬を切り出す)という撮る側の行為も、ジャグリングととても近いように、Norbiの写真の話を聞いて思いました。

※参考 – Erikのインタビューが掲載されているPONTE(WEB版時代のPDFです)
http://84753931caf1b29d.lolipop.jp/ponte/ponte_backnumbers/ponte-8.pdf

さらに、撮影者もジャグラーである場合は、シャッターを押す瞬間、被写体のジャグラー(そして空中に浮かんでいる道具)と一体化している感じがあるかもしれません。ミラーニューロン的な共感覚というか。息がぴったりと合うというか。僕はすこし感じたことがあります。ジャグラーだからこそ撮れる、ジャグリングの写真があるんだと思います。

その後、2月29日の空転劇場で、Norbiのパフォーマンスを観ることができました。ちょうど席の近くにNorbiを応援する方々がいて、Norbiは本当に周りの人たちに愛されているんだなあと。それが、ジャグラーとして、フォトグラファーとして、横断的な活動を続けられる理由のひとつですね。

 

DenchuLab.

谷中の旧平櫛田中邸で行われていたDenchuLab.というイベントへ、田村香織さんの作品を観に行ってきました。田村さんはながめくらしつの衣装などを担当されている方です。

僕は田村さんの活動をすごく尊敬しているのですが、はじめて展示を見ることができてうれしかった。作品の製作過程の映像が流れていたのですが、それもとてもよかったです。

僕は道具をつくっているところを人に見せたことはないのですが、もっと見せていきたいし、そのためにも場があればなあと改めて思いました。見せていない理由は、ただ単に、そんなにかっこいいものではないからです笑。つくること自体にはまだまだ自信がないというのもあるかもしれません。でもいずれは、見られるだけでなく、みんなでつくったりもしてみたい。これは場づくりと関連するのですが、みんなでつくる道具のかたちはどんなものが面白いか、考えています。

 

場所探し

ジャグリングにまつわる場(仮にJugglers’ Baseと呼んでいます)をつくりたい、と思っていますが、ゆっくりと進行しています。具体的には工房のようなかたちがいいのでは? と青木くんが思いつき、そのイメージで進めています。ものづくり、ことづくりができる場所。

物件を見たり歩いて探してみたりしているのですが、予算が限られるなかで、まだまだ模索中という感じです。最近思うのは、このプロセスが、予想以上に道具づくりと似ているということ。今はまず、道具の素材を、ネットや足で探しているときの感覚そのものです。いける! と思ったり、がっかりするところも。それも含めて、わくわくしながらやっています。

具体的な場所は代々木公園の近くや、登戸、その他幅広く検討中。よさそうな場所がある、という方はぜひご連絡いただけるとありがたいです。また、場でなにかやってみたいという方も、よろしければ、ぜひ気軽に声をかけてください。

 

こーた君のショップ

長崎のジャグラーのこーた君がショップを開きました。自分の活動ではありませんが、僕にとっては大きな出来事です。

Kouta’s Store
https://koutaohasi.stores.jp/

すぐにボールを購入してみました。人から道具を買うのは、本当にひさしぶりのこと。普段から持ち歩きたくなるような、楽しいロシアンボールが届きました。

ジャグリングですでに一流の人が、自分の手づくりの道具を販売する、というのはとても面白いし、ジャグリングの楽しみ方や関わり方が増えていくという意味で、とてもうれしいことだと思います。僕のような誰も知らないジャグラーがショップをやるのとは、ちょっと違う。本当にワクワクします。(こーた君の人柄を知っているのも大きい) これは世界のジャグリング道具の歴史のなかでも大きな出来事で、転換点だと真面目に思います。

こーたくんのnoteにはコンセプトが書かれていて、こんな一文がありました。

“売るために道具を作るのではなく作った物を売るところで、ジャグリング道具に限らず暇な時に作った物を売って行きたい”

これはしびれた。やられたーと思いました笑。僕も、それがやりたいし、やりたかったのに、勇気も、自分への批判精神もなく、いかにも”ジャグリングショップ”らしくやってきてしまった。ピザ回しドットコムからスタートして、それが予期せず生活の軸となり。PM Jugglingもその流れで、肩肘はってしまったように思います。違和感を感じつつも上手く表現できない感じがずっとありました。いろいろ経て、最近はバランスの取り方もすこしだけわかってきて、今はこーた君と同じような気持ちです。本当に、こーた君はいいです。

 

沖縄で

34歳にして、初めて沖縄に行ってきました。

北海道から沖縄まで、たくさん道具を送ってきたけど、当たり前のように届いて、受け取って、その土地で使っている人がいるんだなあと、沖縄の地を周りながらあらためて思いました。うれしい反面、ほとんどが送ったっきりで終わっている現状がとてももったいなく感じられて、なにか双方向でやりとりができたら面白いのにな、とも思いました。

まずは変わらず第一に、使い続けてもらえるような、良いものを目指してつくっていくこと。そしてそのうち気づいたときには、なにか、物とお金の交換以外の販売の仕組みができたりしてるんだろうなと思います。


(こーた君のボールをさっそく持っていった)

 

【協賛イベント】第5回関東学生ジャグリング大会

●大会概要(公式サイトより)

名称:第5回関東学生ジャグリング大会
日程:2018年3月4日(日)
会場:八王子市南大沢文化会館 主ホール
主催:関東学生ジャグリング連盟

関東学生ジャグリング大会(以下、学生大会)は、関東学生ジャグリング連盟(以下、連盟)が主催する大学生をメインとした大会である。本大会では連盟の発足趣旨に基づき、学生ジャグラーのジャグリング技術向上と学生ジャグリング界の発展を目的としている。

http://eastjugleague.wixsite.com/home

賞品としてPMソフトロシアンボール(ホワイト, レッド)とPONTEを協賛させていただきました。僕は行けずに残念でしたが、大変盛り上がったようでした。

 

【協賛イベント】第1回北海道東北学生ジャグリング大会

●大会概要(公式サイトより)
学生や社会人のジャグラーが全国から仙台に集まり、ジャグリングの上手さや演技力で優勝を競い合います!

■日程
平成28年3月10日(土)
■会場
仙台市泉文化創造センター
(仙台銀行ホール イズミティ21小ホール)

https://northjuggling.wixsite.com/hokkaido-tohoku-jug

こちらも賞品としてPMロシアンボール、PMソフトロシアンボール、PONTEを協賛させていただきました。このイベントは第1回の試み! これからもぜひ続いていってほしいです。

 
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長くなってしまったのでこのあたりで。4月からはすこし環境が変わるので、仕事の進行がやや早くなるかもしれません。(ならなかったら、すみません…)

最後に告知ですが、4月14日(土曜日)に代々木公園でピザ回し練習会をおこないます。月一で有志でおこなっている練習会です。ピザ回しってなんだ? という方でもご参加いただけます。ジャグリングもOKですので、お近くの方はぜひ気軽に遊びに来てください!

練習会の詳細は以下、ピザ回しドットコムの記事をご覧ください。

2018年4月14日(土) 代々木公園ピザ回し練習会のお知らせ

 

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