一対一
子どもの具合がまだよくならず、サッカーの試合にも行けず、僕も普通に仕事。
昼過ぎに青木くんと「投げないふたり」の収録。昼ごはんを食べたばかりだったので、ときどき頭が真っ白になる、というめずらしい経験をした。ちゃんとやろうとしているから真っ白になったのだろうか。あまり経験のない真っ白具合だった。
JUGGZINEの道具メーカー対談の原稿をあらためて読んで、やっぱり自分って、会話が下手くそだなあと感じる。「投げないふたり」を見直していても感じる。文脈に関係ないことを答えている。
理由の7割くらいは、単純に文脈が読めていないからだろう。特に、3人以上の会話になると、頭のキャパシティを超えて、何がなんだかわからなくなってしまう。マルチタスクができない、というのがここにもでてくる。あと残りの3割は、A、Bときて、Eが思い浮かんだときに、それをそのまま言ってしまう、というのがある。C、Dの流れがもうわかっているので、それを省略してEを言ってしまうこともあるし、単純に連想ゲームみたいな感覚で、EどころかJあたりをパッと発言してしまうこともある。変なところにボールを蹴る衝動を抑えられない。
3人以上の会話だとしっかりしたパス回しが必要なので、特にそれが迷惑だろうと思う。3人でやったメーカー対談はなんとか抑えようとがんばっている。でもやっぱり、やっちゃってるし、隠せていない。
2人でやる「投げないふたり」では、青木くんが僕の変なパスを拾えるので、それは青木くんのコミュニケーション能力の高さもあれば、僕と長く過ごしているので扱いがわかってるというのがあると思うが、わりと僕も安心して話せる。僕の話の飛ばしが、いい方に働いていることも多くて、そう感じられるから、自分としても続けていられるんだろうと思う。
やっぱり話すなら2人が、自分は一番気持ちいいんだろうなと思う。でも道具メーカー対談は結果としてはめちゃくちゃおもしろくて、それは近しい人が3人、だったから成り立ったんだと思う。日常生活でも、グループで何かをやるのがとにかく苦手だった。自分の頭は一対一の2人向きだ。