新生活

朝、子どもをサッカーに送って、前の家へ。ガスの停止に立ち会う。時間はざっくりなので、カーテンや照明器具を外したりして待つ。作業の人が帰ったら、掃除機を取りに帰って、また戻る。最後の掃除機。これがなんだか感慨深い。我が家では僕が掃除機の担当なので、その普段の掃除機タイムを走馬灯のように思い出すのである。掃除機ひとつにこんなに感慨深くなるなんて大げさだと思うけど、それだけ自分が毎日のルーチンにこだわりがある人間なんだなと、客観的にも感じる。

子どもをお迎えに行ったあとは、妻と買い物に行ったり、近所にあいさつ周りをしたりして、気がつくと、前の家に入るときによそよそしい気持ちになっている自分に気づいた。昨日今日で、あっというまに「別の家」になってしまったのである。金魚を移動して、掃除を終え、家に戻る。次の新生活がはじまった。


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