日常からの逸脱と魔法の道具

昨日の日記の続き? であるけど。朝、急に子どもの頃のことを思い出して、自分はもっと「変人」だったよなと思った。変人に憧れていたし、変人になる瞬間の自分を想像してそれが救いになっていた。急に床を舐める。それだけでみんながわっとなるのが楽しかった。そういうところに生きる希望があると思っていた。でもなんか、いまの自分は、スカしている感じでなんもおもしろくないなと昨日は思ったのだった。ジャグリングというおもしろいものを選んだはずなのに、この真面目な毎日はこれいかに、という感じ。

すこしズレるけど、ジャグリングにおける自分のスキルトイ感の原点のひとつには、ドラゴンボールのかめはめ波とか、幽遊白書の霊丸とか霊剣とか、そういうものにある魔法感、ワクワク感にあるんだろうなと今日は思った。子どもの頃は、夢のなかで、何度も霊丸のようなものを打っていたし、空を飛んだりもしていた。

日常からの逸脱が、僕がジャグリングを好きになった理由のひとつなのだろう。ハイパーヨーヨーを最初に見たときは、日常を抜け出す、あるいは忘れさせてくれる、「魔法の道具」だ、というワクワク感があった。その感覚をいまもずっと求めているともいえる。

自分がジャグリングに求めているもの、ジャグラーに求めているもの、自分がやりたいと思うジャグリングは、そういうところに原点がある。


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