9:30から青木くんと『投げないふたり』の収録。道具や技からでなく、身体のほうから動きとしてジャグリングを考えてみる、という話になったのがおもしろかった。そう思えば、いろいろ手をだしているものの、特に武器がない自分のジャグリングも、動きとしてのレパートリーはたくさんある、ということで肯定されているような気になる。ばーっとたくさんの種類の道具を地面に広げて、気がおもむくままに、手当たり次第にやっていく、というのがむかしの練習スタイルだったけど、それはある意味、「身体のおもむくまま」で、とても健全だったのかもしれない。すこし若さも感じる。なにかを発散しているような感じ。なんだよ、なんにも実らないじゃないか、と、劣等感もすごく感じていたけど、でもこれでいいんだ、と心の奥でなにかを信じるように思っていたことを、いまも覚えている。というかいまも、道具づくりが中心になって形は違えど、ずっとそう思ってつづけている。