お祭りでは自分の同級生と話したり、ジャグリングで活動していたころにお世話になった人に話しかけられたりと、地元だなあ、という感じがした。今年から8年ぶりくらいに戻ってきたので、自分は新参者、という気持ちでいるけど、べつに僕が東京に住んでいたことなんてわからないだろうし、でもこちらは記憶があやふやなので、会話になるとドキッとする。どういうノリだったのかがわからないし、自分のこともあんまり思い出せない。
震災以降、きっかけがあって、僕は地元で、復興イベントのお手伝いをしたり、そこから、ジャグリングをいろいろな施設で披露したりしていた。たまに街で声をかけられることもあった。同級生と、大人になってからあらたな関係性で出会えることにも、おもしろみを感じていた。僕はどちらかというと陰キャだったけれど、なんだ、地元っていいじゃないか・・・ みたいな。これからのジャグリングは地域性が大事だな、ということも考えていた。東京に行って、家族ができて生活が変わって、それはいったんリセットされた。いまはもう、あんまり当時のような気持ちはなくて、それよりも自分の活動に集中したいなと思っている。閉じてしまったような気もするし、芯がしっかりしたような気もする。だからなんだということはなけれど、それがいまの心境なんだよなと、今日はあらためて思った。
