[Weekly PM]#5:媒体と中身と

毎週月曜日に更新している、PM Jugglingの週ごとの活動記録です。

 

2020年3月9日(月)〜3月15日(日)

新しいペレットとの出会い

特注のボール製作のため、ひさびさに街にペレット(ボールの中に入っている粒)を探しに。そこで、たまたま新しいペレットを発見しました。

写真の左が現在PMボールプロなどに使用しているペレット、右が今回見つけたものです。わかりにくいですが、丸みがあるのが特徴です。

さっそくボールを試作してみると、ボールの内部でペレット同士の摩擦がすくなく、握り心地がよりナチュラルに。

ペレットはこれまでに10種類くらい試してきて、なかには丸みがあるペレットもありましたが、これはサイズ感も含めて一番いいです。

すぐに商品に採用できるかどうか、殻と組み合わせて確認しています。

ご相談を受けることで自分の足が動き、道具が進化していくことは、やはりうれしいです。

 

nice things. 休刊

先週は通常のご注文以外は一旦手を止めさせていただき、サイトをつくる作業を進めていました。

そんななか、PM Jugglingの活動を考える上で参考にしてきた「nice things.」という雑誌が休刊するというメールが。

定期購読していたのですが、なんと発行元が倒産してしまったようで…

このnice things.という雑誌には、毎号、たくさんのつくり手(お店や職人)のライフスタイルや、仕事への思いが紹介されていました。パン、靴、メガネ、ガラス、紙など。

そんなつくり手たちの「人」と「もの」と「暮らし」の様子は、ジャグリングのひとつの未来でもある気がして。

「もの」に対する心地よさや、厳しさや、探究心は、現在進行系の広義のジャグリングと重なって見える部分もあり。

憧れと、すこし悔しさをもって読んでいたのでした。

 

雑誌内の写真や文章がまたよくて、今風でキレイなのですが、気取ることなく真っ直ぐなもので。このnice things.という媒体そのものにも大きく影響を受けてきました。

休刊は残念ですが、あらためて読み直しつつ、PM Jugglingのサイトや活動について考えています。

 

堂々と、広い視野で

先週末は、青木くんと、お知り合いの方と、食事する機会がありました。

人生経験が豊富な方でとても楽しい時間だったのですが、そこで「もっと子どもや、お年寄りにアプローチするのもいいんじゃないかな?」という意見をいただいて。

ジャグリングのアプローチとしてはある意味、それは直球なのかもしれません。

違う分野の方が、ジャグリングについて客観的に見てそう感じた、ということが面白かった。

そしてふと、ジャグリングを20年以上続けている今の自分は、そういうストレートなことを、恥ずかしげもなくできる存在なのかもしれない、と考えました。

もちろん、長くやってきたからすごい、なんて意味ではなくて、もはやそんなに変に叩かれたりもしないだろうし、実験台になりやすい存在という意味で。

自分の理想をはっきりと言ったり、ジャグリングにできる直球をやってみて、場合によっては良い失敗をしておくことで、その次の世代の人たちがチャレンジしやすくなる。そんな役割もあるのかもしれないなと。

ちょうど「ジャグリングをはじめよう」みたいなコンテンツも作っているところで。大層なことはできなくても、自分なりに堂々と、広い視野で取り組んでいくのもいいだろうと、後押しされた気分なのでした。

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