たまむすび 第13回「PMラボ(?)へようこそ」

 
先日、ジャグラーの友人が家に来てくれました。むかしPONTEの編集部員として、一緒に活動もしていた那須くんです。いまは朝という名前でいろいろと発信しています。那須くんは道具づくりもしていて、JJFでの再会をきっかけに、お互い意見交換しようということで、家にやって来てくれたのでした。

PM Jugglingの道具づくりの場所は、主に自分の部屋です。決して広くはない、ごくごく普通の部屋。メーカーなんていうと、いろんな工具がある作業場みたいな場所をイメージをされるかもしれませんが、僕の場合はそんなことはなく… 特徴といえばボールが入ったケースが山積みされているくらいで、傍から見たらたいした面白みもないだろうと、いままで人を呼んだりはほとんどしてきませんでした。

那須くんのことも内心ドキドキしながら迎えたのですが、そんな心配はいりませんでした。僕が過去につくったビーンバッグの試作をいろいろ触って比べることで、自分が求めていたボールの質感がわかったと、よろこんで帰ってくれました。一度は流したアイデアや道具が、思いもよらず人の役に立ったことがうれしかった。お互いの道具をたくさん広げて、並べてみることで、この素材とこの素材を組み合わせたらおもしろそうだとか、具体的な発見もありました。

那須くんの前に、長崎から、世界のジャグラーの写真を撮り続けているみさきさんも訪ねてくれていました。道具の素材や製作の様子を撮ってくれたのですが、これもまた、人の目で自分の普段の様子を見てもらうという、あたらしい体験でした。

そんなことがあって、こんな場所でも、なにかを得て帰ってもらえることもあるんだと、楽しさを覚え始めています。それならば、過去につくった道具を整理して、もうすこし色々な人に来てもらうのも楽しいかもしれないなと。日常の道具づくりの場所が、小さな、普通の部屋であることに、もっと愛着と自信を持とうと思いました。週刊PONTEの読者のみなさんも、東京に来られた際は、よかったら遊びにきてくださいね。

 


 

この原稿は書くジャグリングの雑誌:PONTEが発行するメルマガ『週刊PONTE』vol.52(2019/11/11発行号)に掲載されたものです。