たまむすび 第11回「移動するメーカー」

 
PM Jugglingというプロジェクトでものづくりをしている板津です。半年ぶりくらいの投稿になります…(笑)

これまで10回にわたり、過去に体験したジャグリングの出来事を振り返りながら、思うことを書いてきました。ひとまずそれは書き終わった感があり、これからは、いま取り組んでいることや考えていることを綴っていきたいと思います。相変わらず私的な内容かつ不定期かもしれませんが、お付き合いいただけるとうれしいです。

この夏はPONTEとともにイギリスで行われたEJCに出店をしてきました。EJC後はそのまま一人でデンマークへ行き、帰りには韓国に立ち寄りました。EJC前には台湾にも行っていたので、一ヶ月で4つの国を訪れたことに。普段は一日中部屋に籠もって仕事をしている僕ですが、一度、間髪入れずに国を移動する、ということを体験してみたかったのです。日本に帰ってきたときには頭の中に地球儀ができたような感覚で、すっかり移動モードになっていました。

その後、9月に神戸で行われたジャグリングマーケットに出店。当日の朝に飛行機で出発し、その日の夜行バスで翌朝帰ってきました。ジャグマでは普段お会いできない関西圏の方と話すことができて、とても楽しかった。24時間あれば、これだけの体験をして帰ってくることもできるんだなあと。むしろ、短い時間であることが、体験をより濃くしているとも感じました。

これまで僕は、時間もお金ももったいない、と思い移動を諦めていましたが、むしろ適度に移動したほうが、新しい刺激を得られて、時間にもお金にもたぶんいい。なにより自分のジャグリング人生をもっと楽しく、心に残るものにしてくれるんだと、身に染みて感じた夏でした。月に一度でもいい、ジャグリングのために、長めの移動をしよう。移動するメーカーでありたい、と思ったのでした。旅とジャグリングの雑誌と、自分の道具づくりの活動があらためて交わった気がして、なんだかうれしく思っています。

 


 

この原稿は書くジャグリングの雑誌:PONTEが発行するメルマガ『週刊PONTE』vol.47(2019/10/7発行号)に掲載されたものです。